▼攻略
▼資料
ALL ABOUT SNK対戦格闘ゲーム
とりあえず持っておくと色々役に立つ、SNK格闘の教科書。各作品のシステム、デモ、ED集はなんと甦サムや武力までカバーされている。何というか、作った方々本当にお疲れ様でした、そしてありがとうと心から敬服させてくれる本。SNKファンなら持ってて当たり前くらいの勢いで。他、ALL
ABOUTシリーズは餓狼SP、龍虎2、KOF'94、真サム、餓狼3、KOF'95と存在し、そのどれもがさすがは後にアルティマニアで名を馳せるベントスタッフ作品だという出来栄え。現在、Amazonにはないが取り寄せれば一部除いて手に入るので注文するのも良しだろう。
▼漫画
餓狼伝説セット
細井雄二
ジャンル的には間違いゲームコミックだが、根本的に間違っているわけではなく、基本的には原作に沿いながらも部分部分で間違っているという点が面白い。児童向けがためのその場のインパクトを重視した展開は限りなく突飛で後との矛盾を度々引き起こすが、その度に力のある名台詞と共に主人公が正当化してしまう。今時のマンガにはないパワー溢れる作品。
餓狼伝説2セット
細井雄二
田舎景色の中、突然現れた戦車をテリーが素手で破壊し、
「男なら拳ひとつで勝負せんかい!!」と言い放つシーンが印象深い。
その直後にサイドカーを使って人を何人も轢くという破天荒さが堪らない。
短編「若き狼の野望」はギースとジェフの愛憎が描かれた名作。
餓狼伝説3セット
細井雄二
ややおとなし目になった感はあるが、
ビルの屋上から地上まで引きずる落下式パワーダンク等、見所は多い。
成長したはずのギース(ネオ・ギース)が相変わらず「あ……? あ……?」と言っているのも面白い。短編「獣王街」は洋画そのもので、非常に品質が高い。
餓狼伝説 戦慄の魔王街
石川賢
魑魅魍魎の跋扈する魔王街にテリー達が乗り込むという戦慄すべき作品。もはや全く原型を留めてはいないが、画力も合わさって妖怪百人斬りのシーンの爽快感は高い。(本当に何のマンガなんだ……)
餓狼伝説 -新たなる闘い-
LEO ADVER/雲緒霞
LEO ADVERなる人物がどこの生まれなのかは知らないが、擬音が英語のアメコミテイストである。完全オリジナルストーリーで各キャラ今とはキャライメージはかなり違うものの、まぁアメコミだからね!
という勢いで許せてしまう勢いと画力。原作付きだけあって設定に凝っており、懲りすぎて地理解説が長いのだが、B級洋画っぽさが餓狼らしい。テリーの決め台詞は「FUCKING
FUCKIN…… FUCKING!!」 メカギースはもう伝説だ。
SNK公式ストーリー 餓狼伝説2セット
MONDO.恵
/SNK
“コミック用”と限定されているとはいえSNK公式ストーリーなので資料的な価値が高く、またギースを倒したことで逆にスランプへ陥るテリーの描写等、安易なゲームコミックではなく、一作品としても品質が高い。
餓狼伝説SPECIAL
MONDO.恵
/Tamon
一応、MONDO.恵餓狼2の続きだが、今度は公式ストーリーではない。
ストーリーもひたすら闘うだけで内容が薄く、大幅劣化した感が否めない。
餓狼伝説3
関口シュン
金のかかってないアメコミのような絵で、ポーズもテンポもデッサンも日本人には理解し難いテイストで描かれているが、基本的には餓狼3の公式ストーリーをなぞっている。その割に面白味がないのは頭が後退し、胸毛ボーボーのリアル外人となったギース様等、どこか歪んでいる世界が原因なのだろう。公然とクラックハメで山崎を倒すテリーも歪んでいる。
▼小説
バトルファイターズ餓狼伝説
山田隆司
アニメ、バトルファイターズ餓狼伝説の裏設定集と言っても良い小説。
餓狼正史へいくつも設定が反映されているため、資料としての価値は高い。
いち小説としては淡々とし過ぎている感が。