▼攻略
KOF MAXIMUM IMPACT 2 公式コンプリートガイド 〜ファイナルアナライズ〜
DVD付きのMI2の攻略本。技解説は写真多数にダメージ数、上中下段の攻撃判定がリスト化されてあり、短文ではあるが性能、無敵時間の有無所在が概ね網羅されている。各キャラのネタや連続技も、マニア級ではないが実戦的なレベル。後は画像付きコスチュームリストや初公開のサイドストーリー小説が見所。不満はセリフ集、ED集がないという点だが、MI2ムックとしては充分、妥協の出来る一冊。DVDの方はスタイリッシュアート、連続技が淡々と収録されている。
THE KING OF FIGHTERS XII OFFICIAL GUIDEホビージャパンから発行のKOFXIIムック。内容はパ●リかと思うほどにアルカディアムックに準じており、クオリティの方も同様に高い。システム解析、技解説、連続技、ボイス、メッセージ、資料、さらにフレーム表まで載って隙がない。キャラ対策のコーナーも嬉しい。フルカラーのせいか値段は高いが、充分に満足の出来る一冊。ただ、誤植までアルカディアに準じているのは難。また、なぜかKOボイスのみが載っていない。
ザ・キング・オブ・ファイターズ'96 キャラクターブック
すでに廃刊になっているが出来はARCADIAムックと双璧のNEOGEOオフィシャル誌ネオジオフリークのムック。ただ、この'96キャラブックは本当に各キャラのグラフィックだけが魅力で(しかも写真も荒い)その他の価値は設定原画くらいなもの。通常技名もキャンセル表もなし。
ザ・キング・オブ・ファイターズ'96 完全攻略マニュアル
こちらはグラフィック集以外は攻略からデータから何から何までが網羅されたネオフリムック。技解説からキャラ別対戦攻略は当然、CPU戦もキャラ別、後はボイス集、メッセージ集ととにかく濃ゆい一冊。ただ、エンディングは載っていない。
ザ・キング・オブ・ファイターズ'97 キャラクターブック
ネオフリムック。サイズが異様にでかい! 普通の本棚にはまず入らないので注意! 各キャラのグラフィック集にストーリー、ボイス集、設定原画とスタッフQ&Aが見所。今度はボイス集はキャラブックの方に収録されているので再び注意(ただし、通常キャラのみ)
ザ・キング・オブ・ファイターズ'97 完全攻略マニュアル
ネオフリムック。'96と同じく徹底的に攻略されているし、データやボツイラストも充実。強技、強連携対策なんかも嬉しい。ボスキャラのボイス集はこちら。メッセージ集は……
あ、'97は勝利メッセージなかったか。エンディング集もなし。
▼資料
ALL ABOUT SNK対戦格闘ゲーム
とりあえず持っておくと色々役に立つ、SNK格闘の教科書。各作品のシステム、デモ、ED集はなんと甦サムや武力までカバーされている。何というか、作った方々本当にお疲れ様でした、そしてありがとうと心から敬服させてくれる本。SNKファンなら持ってて当たり前くらいの勢いで。他、ALL
ABOUTシリーズは餓狼SP、龍虎2、KOF'94、真サム、餓狼3、KOF'95と存在し、そのどれもがさすがは後にアルティマニアで名を馳せるベントスタッフ作品だという出来栄え。現在、Amazonにはないが取り寄せれば一部除いて手に入るので注文するのも良しだろう。
ザ・キング・オブ・ファイターズ完全読本
オマケで付いてるドラマCDがなんとも豪華&豪気な二本立て。お話を頂いて、本編、嬉野秋彦氏脚本のKOF:Mid Summer Struggleの裏に、なんと当サイトのうさんくさいコンテンツである
美形会議が差し込まれることに!!
>参照 今、この瞬間より当サイトはKOF完全読本を売ることを至上命題としたサイトになりました。肝心の本の方も読み物としても資料としても価値が高く、
資料系としてはALL ABOUTSNK対戦格闘ゲーム以来の出来。ALL ABOUTにも載っていない歴代チーム、キャラ別ストーリーは実に有り難い。
▼漫画
ザ・キング・オブ・ファイターズ京セット 夏元雅人
スタイリッシュな京庵が活躍するビジュアルレベルの高い作品。人気を博し、後にゲーム化もされた。'96をベースにアテナが京の学校に転校して来るところから始まり、オロチの陰気に呑まれて炎の使えなくなる京の心理描写等、先の気になるシリアスな展開だが、急にギャグ全開のバンド対決になって、あ、あれ?
ザ・キング・オブ・ファイターズ'94外伝セット 鷹岬諒
キャラクターの魅力をあますことなく表現した、ゲームコミックのお手本のような鷹岬諒作品。癖のない画風も魅力で、絵を見ているだけでも楽しい。原作リスペクトに伴ったキャラ描写は実に自然であり、違和感を感じるファンはいないだろう。原作に肉付けされたストーリー要素も完璧に溶け込んでいて、よりキャラ造詣を深めている。
ザ・キング・オブ・ファイターズGセット 鷹岬諒
'96をベースに京、アテナ、マチュアのオリジナルエディットチームを主人公として描かれた作品。ライバルは庵、紅丸、バイスのエディットチームで、因縁や策謀の渦巻くオリジナルKOFの結末や如何に!?
'94外伝と比べて短い(打ち切り?)ので後半詰め込み過ぎの感はあるが、ライトな画風も相まってテンポ良く読破出来る。これもまた名作。
ザ・キング・オブ・ファイターズ'94セット 真行寺たつや
脚本の堀川裕之氏曰く「原作設定をトレースするマンガはつまらない(要約)」 京では(当時の)知名度で役者が足りない。餓狼3とのタイアップを考えても主人公はテリー。という危険な匂いのプンプンする場所から物語が始まるわけだが、言うだけあってオリジナル要素が上手く原作と噛み合っている。というか、言うほど原作を壊してはいない。原作設定を上手く使ってテリーとルガールの因縁を創作する趣向には確かに原作リスペクトがある。基本、子供向けテイストでギャグが白々しいが、時折見せるテーマ性はさすが脚本付き。作画も癖は強いが女性キャラはかわいい。
THE KING OF FIGHTERS 〜A NEW BEGINNING〜 あずま京太郎
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久々過ぎるKOF新作コミカライズは超本気!
KOFXIVをベースに美麗な作画と意外性に富んだストーリーで
口うるさいファンでも「そうきたかァ〜ッ」と唸るしかない。
▼小説
ザ・キング・オブ・ファイターズ'95 いさき玲衣
あとがきを読むに「今回は珍しくゲームの基本設定に忠実に書いた」そうなのだが、これでかよっ! とツッコミだしたら切りのない設定変更の嵐である。「クリッとした眼の童顔青年」として描かれる京と人気モデルのユキのバカップルに耐えられるのなら。オリキャラのヤの人、東郷サンにも注目。各キャラ微妙に違和感のある性格は設定初期だけに仕方がないか。
THE KING OF FIGHTERS'98 〜遺された者たち〜 嬉野秋彦
一応、小説版'97の後日談として繋がっているが、京庵が行方不明になるというラストは原作と変わりないので小説版未読でも読める名作。京がいなくなった一年を真吾、紅丸、ちづるを中心に、悩み、哀しみ、苛立ち、それでも真っ直ぐ信じと胸に熱いドラマが展開される。京庵に出番がないという異端の一冊だが、質は非常に高い。グッと来るものがある。
THE KING OF FIGHTERS'99 〜BEYOND THE “K”〜 嬉野秋彦
基本、原作KOF'99のストーリーを肉付けしつつ、忠実に小説化している一冊。主人公チームをメインに他チーム展開も絡めつつ、非常に自然な展開を見せる。実際、ゲームをプレイするだけではよく解らないストーリーなので、先を知っていても楽しめる。反面、原作の謎、伏線部分には触れられていない。お陰で謎の多いK'は主人公と呼ぶには描写が薄いが、その辺はあくまでネスツ編の序章ということで。しかし原作通りとはいえ、死に逝くクリザリッドにわざわざ真実を告げて看取るウィップは鬼か!
THE KING OF FIGHTERS 2000 ICICLE DOLL 嬉野秋彦
'99同様、2000のストーリーを肉付けしつつ、クーラ戦をピークに忠実に描いている。格ゲー自体が元々肉付けの足りないジャンル(ネスツ編は特に)なので粗筋を知っていても充分面白い。しかし、やはり忠実が故にK'の謎は謎のまま、クーラの正体やK'との関係にも触れられずと、原作同様、消化不良の感は否めない。謎を匂わせつつ放置。また、クーラ戦メインということで原作ボスのゼロ戦の詳細も省かれているので、読了後には原作クーラEDを観ておくと良い。