れっせー画伯
核心に全く触れないプレイ日記とおぼしきモノ

Tweet

――――――――――――――――――――
2002/08/1 幻想水滸伝3開始!!
――――――――――――――――――――

ボクの好きなRPGと言うと、まぁFFなんかのメジャーどころは当然として、
ゼノギアス、スターオーシャン2と、そして幻想水滸伝シリーズが挙げられる。

幻想水滸伝というと敵味方が同時に攻撃をすませるという超高速ターン制バトルが特徴で、
絵のショボさと引き換えの短いロード時間も手伝って非常にテンポの良い作品だ。
このテンポがゆえに108人も仲間を集めるという
普通にやっていては再プレイ必須なバランスも許されるのである。
巧妙な伏線を確認しながらの再プレイはまた違った楽しさがあるのだ。

が、しかし今回の3は大幅にビジュアルが強化された3D版。
果たしてそのテンポはまだ生きているのだろうか?
雑誌やネットで全く情報を仕入れていないので少し心配だ。

とりあえず説明書を読む。半透明のパッケージが美しい。
主人公らしき人が頬のコケた親父というのも美しい。

サラサラとしなやかな手つきでページをめくり、辿り着いたるは早くも7ページ目。
そこで私の目に衝撃の一文が飛び込んで来たッ!!


前作からのセーブデータの読み込み
―――――――――――――――――――――――――――――――
名前入力後に“PlayStation”用ソフト「幻想水滸伝U」の終盤セーブデータ、
もしくは「幻想水滸伝U」のセーブデータを引きついだ
“PlayStation”用ソフト「幻想水滸伝外伝 Vol.2 クリスタルバレーの決闘」の
クリアデータを読み込みます。


そぉーだったぁ――――――ッ!!

この幻想水滸伝シリーズは前作のデータを引き継ぐという伝統があったのだぁー!
すっかり忘れていたぁー! ホントにファンかお前はぁ――――――ッ!!

で、無い
探したけど、無い。データ、ない。2の。

…………


幻水2って何年前だよ! コナミ!!
キャラゲーくさいビジュアルノベルの外伝なんて買ってねぇんだよ!!
Vol.2まで出してんじゃねぇよ! 一部、二部に分けてんじゃねぇよ!!



いや、すんません。
無くした自分が悪いんです。反省します。
今夜徹夜でデータ探します。ごめんなさい。

そして結局、開始されていないのだがどうか。


――――――――――――――――――――
2002/08/2 幻想水滸伝3開(略)
――――――――――――――――――――

あったあった、ありましたぜ、ブラザー達、そしてシスター達。
さすがはオレ、探してみると3で使えるようにきちんとデータ整理されていました。
大好きオレ。オレ萌え。

で、早速始めてみると、まずは炎の英雄とやらの名前入力から始まった。
絵から見るに1の主人公か? とりあえず炎なので「シュレン」と。
これで若本規夫声の渋い主人公が誕生した。っていうか、主人公なのかな?

ポチっとな。

どうやらヒューゴ編、クリス編、ゲド編という3つの視点からストーリーを見ていくらしく
そして今回は主人公がしゃべるらしい。
そう、今までのシリーズではドラクエ型主人公無言システムだったのが、
今作は自らペラペラ話してストーリーを紡いでいってくれるのだ。

無言主人公反対派の自分としては嬉しい変更点だ。
泣いて、笑って、吼える主人公が好きなのだ。

無言主人公にするならドラクエ3のようなゲームにしろ!
主人公無言でも仲間が話して話進めるんじゃ意味ねぇんだよ!
ただストーリー展開が強引になるだけなんだよ!!

と、思うのだがどうか。

そんな感じでヒューゴ編を選択。
可愛くもカッコ良くもないディフォルメのポリゴン主人公とその仲間の掛け合いが始まった。

なんか動きに違和感。
どうやらダッシュするときに助走動作のようなものが入るようだ。
つまり、いきなりトップスピードというわけではなく、
一瞬徒歩ってからダッシュに入るというリアルな感じになっている。
しかしそんなリアルさはいらん

全体的にピッ! と押してカッ! っと来るインターフェースの良さを感じない。
無意味な間が邪魔だ。
ロードは短いのだが、どうもストレスが溜まる。

カメラアングルもお粗末で急に進行方向と逆にアングルが変わったりする。
上に移動するためにアナログの上をずっと入れていたら突如カメラアングルが変わり、
今度は上ボタンでは逆走になってしまいまた一画面前へ……
なんていう初歩的なストレスも満載。

(;´Д`)


あの快適なテンポが幻想水滸伝の良さだったのにまた退化かッ!
3D化してまた退化かッ! 3D化したRPGはみな退化かッ!!

いやしかしまだ戦闘が残されている。
幻水ハイテンポの雛形たるハイスピードバトルさえ生きていればッ!
ただ生きていてくれさえすれば、もう!!



テクテクテク…… もっさ〜〜 ヒュンッ!!
ふも〜ん…… キュキュンッ! もくもくもく シーン…… プペッ! ズガガッ!! 

ダメージ53




ダメじゃん


ストーリーは相変わらずエグくて面白いです。続きやろっと。


――――――――――――――――
2002/08/6 コナミトラップ
――――――――――――――――

あれ? もう6日?
前回が2日だからえーっと(手の指)あー(足の指)、うーん、4日も経っていた。
どうやら遠い病院に行くとそのままグッタリで2、3日経過してしまうらしい。
しかしその間にも幻水3は進んでいたわけで、どうやらただゲーム三昧だっただけのようだ。
またしてもコナミのトラップにハマってしまった。

結局なんだかんだで楽しくプレイさせてもらっており、現在全員の2章をクリアしたところ。
2の攻略本を発掘して見てみたら炎の英雄と1の主人公は似ても似つかない絵だった。
何を勘違いしていたのだろう?

哀しいほどポリゴンキャラが可愛くもカッコ良くもない今作だが、
なぜか白銀のヨロイっ娘、セシルだけは仕草も含めて異様に可愛く出来ている。
後ろから兜を棒でカーン! と叩きセシルが「何奴!?」とキョロキョロしているところを
素早く物陰に隠れてニヤニヤ観察したくなるほどに可愛い。
というか、ボクは何を書いてますか?

koya画伯

脱線したのでトラップの話に戻るが、先日本屋で、
「完・全・攻・略!!」と書かれた幻水3の攻略本を見付け、手に取ってみた。

ゲームが発売されたばかりだと言うのに
最近の攻略本業界は神速を尊ぶのだなと思ったのだが帰って裏表紙をよく見てみたら
「激動の中盤までを 完・全・攻・略!!だった。


中盤までかよ!


騙された。というか、そういうのは完全とは言わない

この本はコナミオフィシャルなので
どうやらまたしてもコナミトラップにハマってしまったようだ。
そしてこのまま後に出る『完全攻略本完全版(なんだそりゃ)』も買ってしまうのだろう。
むしろボクの怒りを司る神経が激動してしまった。



んんんんんー、許るさーん!!


と、憎悪を燃やし募らせ、この二つの嘘、大袈裟、紛らわしいを
JAROに訴える一歩手前までヒートアップしたのだが、
最初のトラップが言いがかりなのは明白であり、これはどうか。
そして今、その本が非常に役立っているのだがどうか。買って良かったなぁ。


―――――――――――――――
2002/08/7 我慢の限界
―――――――――――――――

キメラぁ――――ッ!
キメラの翼よこせやァァァ――――ッッ!!



―――――――――――――――――――
2002/08/8 空を飛びたいんだ
―――――――――――――――――――

まだまだ幻想水滸伝3が終わらない。
SFC時代のボクはRPGを一日二日でクリアしていたことを考えると
幻水3は驚異的なボリュームと言えるだろう。
実際はボリュームというか、同じマップを何度もウロウロしているだけなのだが

幻水は今回からフィールドがなくなり、ロマサガのような移動先選択方式になっているのだが、
村と村の間に何個か無意味に広大な草原があって
いちいちそこを抜けないと行き来ができない。

その無意味な徒歩がフィールドマップの代わりなのだろうが、
それではロマサガ方式にした意味がないではないか。
しかも驚くべきことに一度抜けたマップでも素通りできないため、
前の村に戻ろうと思ったらだだっ広い森や草原を抜けて到着、
さらに帰りにも無駄に開けっ広げな森や草原を抜けて戻らないとならないのだ。

ただでさえ仲間(108人)を集めるために色々な村を飛び回らないといけないのに
こんなことがあって良いのだろうか?
村によってはスキルUP所がなかったり、防具屋がなかったりして
どうしても前の村に戻る必要があるというのにこんなことがあって良いのだろうか?

どう考えても偽りのボリューム感を植え付けるための遅延行為だ。
少々穿った見方かも知れないが、作為的なモノを感じてしまう。

それでもいずれ瞬間移動ができるようになるのだろうが
3章まで進んだ現段階で未だにそれは使えない。
時計を見たら付けっぱなしで寝たりしていたとはいえ40時間ほど経っているのにだ。

……売れ、アレを。キメラを。


キメラぁ――――ッ!
キメラの翼よこせやァァァ――――ッッ!!



今オレの前にキメラが現れたら斧を担いでバーサーカーと化し、
最後の一枚に至るまでヤツの羽根を毟り取るだろうキシャー!!



――――――――――――――
2002/08/11 女神降臨
――――――――――――――

ついに…… 再びあの漢女がオレの幻水3に帰って、来た……!!
途方も無き徒歩の果てに女神降ぉぅ臨ッ!!
ワープっ娘ビッキー様が仲間になた――――――ッッ!!!

知らない人のために説明しよう!
ビッキーとは幻想水滸伝伝統のキャラクターであり、
彼女を仲間にすると得意のワープマジックによって
世界各地のあらゆる場所へワープできるようになるのだ!!

つまりもう! モンゴルの大草原が如き広さのマップを
行ったり来たりしなくて良いんだぁ――――――ッ! ヤホー!!

なんか、やっと幻水3が始まったって感じです。

そーれ、ビッキー! あ、そーれ、ビッキー! いやさ、女神ぃ!
女神ぃ! ゴーッデス!! ゴーッデス!!

さらに今回は謎の子供ビッキーまで仲間になっちゃうんだからもうこれはアレだよね!


ツインゴッデス

そーれ、ゴーッデス!! あ、そーれ、ゴーッテスッ!!

これでもうストレスに狂い果てることもない!
このままエンディングまでひとっ走り行ってくらぁ!!

キメラ羽根毟るとか言ってゴメンな!!
よく考えたらそもそも幻水にキメラ出ないしね!!
キメラドラクエだしね!!

そーれ、ゴーッデス!! あ、そーれ、ゴーッテスッ!!


――――――――――――――――――――
2002/08/17 幻水3終わりました
――――――――――――――――――――

やっと終わった。
色々あったけど、自分がやったPS2のRPGとしてはマシなほうだったかな。
ファミ通っぽくレビュれば6点ってところか。

1、2のファンはそのあまりにも退化したゲームテンポに狂い果て、
3から始めた人にはストーリーがわけわからんという
かなり劣悪なゲームであることには変わりないが、結局のところ

FF10>>>>>幻水3>>ゼノサーガ

くらいは行ってたと思う。
逆に言えば今にしてFF10の偉大さが解るゼノと幻水3だった。
スターオーシャン3が最後の砦か……

ところでラスボスであるルック(バレ)の死がファンの間で波紋を呼んでいるらしいことを
ネット巡りしていて知ったのだが、それにはたいそう驚いた。
自分的には1、2で石版の前に居る人といった程度のキャラだった彼に
そんな熱狂的な人気があったとは……

1、2では渋カッコ良いクライブとペシュメルガをメインに入れていたのだが、
3にはカッコ良い男キャラがいなかったなぁ、とかなり残念。
強いて言えばゲドとジョー軍曹(アヒル)か。
しかしロ●キャラだけは異様に完成度が高いのだがこれは何か。

それにしてもビジュアルノベルの外伝、さらにはカードゲーム化等、
コナミ戦略も手伝って良作RPGからもはや完全にキャラゲーになってしまったなぁ。
4には期待していて良いのだろうか……

れっせー画伯れっせー画伯れっせー画伯




戻る