早速、南の洞窟へ赴くとうえい。
行き止まりの岩は
かやくやのボムが爆破してくれた。
彼は一人で死神三兄弟を倒しに行った勇敢な男らしいのだが、
結局、死神三兄弟の洞窟で出会うことはなかった。
ただの設定忘れと気にも留めなかった男がこんな大役を果たすとは不覚だ。
そんな道程を経てやっと南の洞窟に到着するとうえい。
すると、ケンシロウが……
居たっ!
って、コレは違う。
いくら東映動画でもコレをケンシロウとは言いはるまい。似てなすぎ。
*「ざんねんだが
わたしは ケンシロウではない。
*「わたしは かつて ケンシロウさまの
さいあいのかた ユリアさまを おまもりしてた
なんとごしゃせいの うみのリハク |
あの海のリハク!?
どちらにしても似ていなかった。
*「ケンシロウは すこしまえまで
ここにいました
*「だが きずをいやすため
はるかとおくにあるという すいしょうでんに
むかって たびだちました。
とうえい「すいしょうでん?
*「そのばしょは……
うらなんと6せいと
であったときにわかるでしょう
*「うらなんととは なんとせいけんのかげで
うけつがれてきた けんぽう
*「この らんせにじょうじ いっきに
おもてに おどりでてきたものです |
ということだそうです。
漢字を使って書きましょう。
『ケンシロウは少し前までここにいました。
だが傷を癒すため遥か遠くにあるという水晶殿に向かって旅立ちました。
その場所は裏南斗六星と出会ったときに判るでしょう。
裏南斗とは南斗聖拳の影で受け継がれてきた拳法
この乱世に乗じ一気に表に踊り出てきた物です』
裏南斗六星!
敵か味方か裏南斗! 何者なのか裏南斗!
裏南斗六星! 彼らもまた拳に生き宿命に散る漢たちなのか!?
とにかくもう…… なんと言うか……
なんてときめくフレーズなんだ!
しかしまぁリハクもよく生きてますなぁ。
北斗4は原作終了から10年くらい経ってますのに。
なんとまぁ生命力の強いことで(
SS北斗の拳ではコロッと死んだが)
でもあの…… 回復してくれるのは嬉しいんですけど……
急にそんなこと叫ばんといてください。
ビックリするし、恥ずかしいから。
それにアンタ南斗でしょうに。
洞窟を抜けて次の村
ほくとしゅぎょうのもりバハモンに入る。
立派に村なのだが森と言い張るので森らしい。
その入り口に拳法の修行をする緑色の男がいた。
|
*「おれのなは リュード。
わが けんは さいきょうのけん!
かぜまる「はっ! あなたも とうえいさまと
おなじななつぼしのあざが……
*「そう。 われも ほくとそうけの
ちを ひくもの。
かぜまる「むむっ!
ほくとしんけん でんしょうしゃこうほが
ふたりも
かぜまる「いかがでしょう おふたりで
ちからをあわせ ケンシロウさまを さがす
たびに でられては?
*「よかろう
とうえいはあらたなともをえた。 |
|
そして物凄い勢いで仲間に。
えと最強の拳とは?
そもそももう北斗宗家の血筋はラオウの息子リュウだけでは?
主人公とリュードの出生の秘密は明らかになるのか。
このまま勢いで押し通すのか。なぜ風丸は
従者のくせに仕切るのか。
何はともあれ、やたらと硬派な漢、リュード(一人称は
我)が新たな強敵に。
笑ってないしね。
最初から百裂拳と柔破斬を使えるリュード。
彼は一体、
誰の霊と交信したのか。
その後、ケンシロウは
おもいでのむらレジェンダで
用心棒をしているという話を
じょうほうやのジョーに聞いたが
行ってみると
ケンゴロウだったり、
ミスミのじいさんの
たねもみが実っていたりと感動的なエピソード挟んで
強者を待ち続ける馬がいるという
なんせいのどうくつへ向かった。
強者を待ち続ける馬……
*「ここいるうまは レンキトウザ
からきた こくおうごうという うまなんだ
*「かつて このうまには 3にんしか
のったことがないという |
やはり黒王号!
1、ラオウ
2、ジュウザ
3、ケンシロウ
4、バット
5、リン
6、ユリア
7、アスカ
8、ヒョウ
9、リュウ
9人くらい乗ってるんだけどな。
ラオウ、ケンシロウは当然カウントされるとして、
東映調べでは少なくとも明らかに乗っていたジュウザかバットが弾かれているらしい。
対面、いや再会と表現しよう。
この凄まじい威圧感!まさしく黒王!
あのラオウのような主を一人待ち続ける黒王号!
封印されるように縄で押さえつけられても、その凄眼は全く媚びず!
いやでもコイツ最後原作で死んだような……
まぁ良いやこの馬ほとんど妖怪みたいなもんだし。
突如馬と話し出す風丸!
かぜまる「いちどいったことのある ばしょに
いきたいときは いどうコマンドで
よんでくださいと いっています。 |
ちょっと怖いぞ、風丸!
かぜまる「ふむ ふむ。
べんりなのりものが てにはいりましたね |
物扱いかよ、風丸!
まぁなんだ。つまるところの話、
黒王号はルーラ、と。