考察 なぜレオタードになるのか?
初代リアルバウト餓狼のみに登場した幻の潜在能力、
レオタード忍蜂。
この技はその名の通り、レオタード姿になって超必殺忍蜂を放つという
レオタードに何の意味があるのかまっこと理解に苦しむ奥義だった。
しかもそのボイスは
「不知火! 究極奥義!」
こんなのが究極奥義なのか!?
んじゃ不知火半蔵も使ってたのか!?
疑問は尽きない。
半蔵レオタードはまたそれはそれで威力がありそうだが(メンタル面に)、
本当にこんな技が不知火流忍術の究極奥義なのだろうか?
そのレオタードには何か凄まじき秘密でも隠されているのだろうか?
だが実は別にそんなことはない。
不知火究極奥義は実に、何個も何個も存在するのだ。
餓狼だけでも餓狼3の潜在能力(名前はない)、そしてレオタード忍蜂、
さらに餓狼MOWで北斗丸が使う究極奥義・超爆炎竜巻。
ポリ餓狼やKOF、おまけにカプエスまで入れるともう何個究極奥義があるのか判らない。
もうどれが究極なんだか判らない。
不知火流忍術の究極奥義は実にいい加減なのである。
もう単純にその場のテンションで
「不知火! 究極奥義!」と叫んでいるのではないだろうか。
ならば舞はなぜレオタード忍蜂なる奇天烈技で「究極奥義」と叫んでしまったのか?
答えは
焦りである。
餓狼2で不動の人気を生み出し、餓狼の、NEOGEOの女王の座にどっしりと鎮座した舞。
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そしてアイドルの水着引退が如く行われた餓狼3の露出度カット衣装。
女王たる舞がもう汚れ仕事などする必要はなく、
自慢の胸揺れも申し訳程度になった。 |
だがそこに落とし穴があったのだ。
なんとSNKは餓狼3に舞に次ぐ、第二の女性キャラを投入して来たではないか。
ここで舞は焦った。
ただでさえナコルルなる新参者にNEOGEO女王の座を脅かされていたのだ。
しかも新キャラの名を聞いて驚愕。
コマンドサンボの使い手、ブルマー・リー!
「ブ、ブ、ブ、ブルマー!?」
追い詰められた舞。
ブルマに勝つには……ッ
ハイレグしかッ! ないッ!!
結論 ブルマに対抗した
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舞の敵愾心はかなり激しく、対マリー戦のメッセージでも、
「フーッ! 絶対にあなたには負けたくないのよ。
プライドが許さないわ」
※ リアルバウト餓狼伝説より
とストレートにエグイことを言っている。
マリーはあくまで相手にしないスタンスだが、
この初代リアルバウト発言はさすがに頭に来たらしく、
「あなた目立ちすぎね」
と、ややキレ気味の様子を見せた。 |
しかしいつの間にか和解したようで、
RBSPで舞は急にマリーのことを
「お姉さま」などと言い出している。
あまりにも唐突な心理変化だが、おそらくこの初代RBからRBSPの間で彼女が
ブルマー・リーではなく、
ブルー・マリーだったことに気付いたのだろう。
そしてそれと同時にレオタード忍蜂と餓狼3衣装が封印される運びになった。
レオタード忍蜂はこれより後、禁じ手たる憎しみの拳として受け継がれて行くのだろう。
まさに闇の究極奥義なのだ。