考察 山崎はなぜキレっぱなしになってしまったのか?
思えば初登場の餓狼3時では山崎も極々普通に会話の出来る人だった。
今では違和感を感じるほどに普通に会話の出来る人だった。
普段はダルそうにしながらも冷酷かつ冷静な、良い意味でのキレる男で、
ゾクッとするような視線で静かに獲物を睨みつけ、
ひとたびプツンとイクとそこで初めてネジを巻き違えた人形のような
狂った動きで理不尽なまでに相手を痛めつける、そんな、本当に怖い男だった。
RB餓狼でもまだまだ会話の出来る状態を保っていたのだが、
RB餓狼SPになるともうキャラを選択するたけで
ケヘヘヘヘ!!
その後はもう
ヒヒヒ! ケケケ! ゲヘヘヘヘヘヘ! キェアー!!
ヒャーッハッハッハッハッハッハ!!
と、全く話の通じない人になってしまった。
お祭りRB餓狼SPをベースにし、
さらにお祭りなノリをエスカレートさせたKOFではこの傾向はことさら顕著で、
もはや道を尋ねても
「ケヒャァァー!!」と答えてくれそうな完全な狂人へと進化している。
とても香港で組織を持っているとは思えない。
話し掛けるだけで部下がひとりひとり減って行きそうだ。
ではなぜ山崎はこのようなキツネ憑きのようになってしまったのだろうか?
そもそも山崎がキレてこのような狂人形態となるのは唯一慕った今は亡き、
反町というヤ●ザの兄貴分に誉められた左の拳を解放してしまったときのみ。
心理学によるとポケットに手を入れるという行為は心を隠すという心理の表れだそうで、
山崎が平時、片手をポケットにしのばせているのは狂ってしまった本能を鎮め、
理性を保つためなのだ。
そしてその左拳の封印を解き放った時に発せられる技は
ギロチン、ドリルを筆頭に完全にキレた技となっている。
とはいえ2Dのゲームは基本的に左右反転なので
位置が入れ替わるだけで右も左も入れ替わってしまうわけだが、
これはギロチンと逆の手が右、つまり蛇使いを出している手が右、
という認識をしていれば良いだろう。
この場合に限っては賛否両論の3Dとなったポリ餓狼が解り易い。
わざわざ説明するまでもないだろうが、
この完全3Dで作られたポリゴンのキャラクター達は
ゲームという空間の中で確かに存在しているので、きちんと左右の概念を持っている。
つまり位置が入れ替わってもそれは変わることはなく、
右手は右手、左手は左手と、別々に表現されているということである。
それは平時は左の拳を封印し、
左手はポケットに入れたまま蛇使いは右で撃っているという証明で、
この写真を見れば解る通り、
このように左手はポケットに隠したまま右手で蛇
……あれ?
結論 24時間左拳解放中だから