考察 ジャンは何度死にかけているのか?
ジャンと言えばややマイナーなキャラかも知れないが、
龍虎2のキングのEDに登場した彼女の弟である。年はまだ幼い。
このジャンは足を悪くしており歩くことが出来なかったのだが、
キングがユリを救出してくれた恩返しに
リョウ、ロバートが手術代を負担したため手術を受けられ、歩けるようになった。
キングはまさに弟の手術費を稼ぐために闘い、組織の軍門に下ってまでさらに闘い続けていたのだ。
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ジャンが治った時点でもはやキングに闘う理由はなく、
彼女は原作龍虎では2の後にもう引退していると考えるのが自然だろう。
KOFや武力はパラレルワールドなのだが、
そこの情報を加味するとバーを開いて
質素かも知れないが幸せな生活を送っている可能性が高い。
つまりキングはジャンが絡まなければ
わざわざ闘いに赴いたりはしないのである。 |
しかし、KOFシリーズではキングは主に女性格闘家チームのリーダーとして
出場を半ば義務付けられているので、これが大人の事情で闘わざるを得ない。
それにより何かキングは毎回のように不参加をほのめかしながらも最後にはジャンが絡み、
結局は参戦するという形になっているのだ。
そのため、ジャンには毎年、
何らかの不幸に見舞われている、
あるいは
毎年死にかけているというイメージがあるのである。
彼は一体、何度死の淵をさまよったのだろうか?
ここで真実をハッキリとさせるために、歴史を紐解いて考察してみたいと思う。
まず原作龍虎で、先天的な病気で、大金のかかる大手術が必要な状態だったらしいので1回。
後はKOF歴代ストーリーからカウントして行こう。
'94 ユリと舞に押されあっさり出場。ジャンは出て来ない。
'95 またしてもユリと舞に押され、むしろ望んで出場。
'96 車に轢かれたジャンに付き添うために出場拒否。しかしジャンの一声で参加。
来た。KOFでの
最初の死にかけだ。
足が治ったばかりでまだフラフラしていたのだろうか? 姉の監督不行き届きか?
たいした怪我ではなかったようだが、ただでさえ不幸少年なのにまたひどい災難である。
ハウス食品に頼めばすぐにでも名作劇場に出して貰えるだろう。
公式ストーリーから抜粋すると、
「身内は私一人。あの子のそばにいてあげたいんだ」とのことだが、
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感動を生んだ龍虎2のEDでは
闘いの後、キングステージにいるキングの元へ手術が終わり、
歩けるようになったジャンが突然現れ、彼女はひどく驚いている。
つまりキングの、手術時のジャンへの付き添いは無しである。
弟は知らない間に手術されていた。 |
黙って誕生日プレゼントを渡して驚かせるようなイベントだが、
このリョウ達の行いはややもすると
非人道的と言えは
しまいか。
「これでユリの時のかりはかえしたぜ!」では
ない。そもそもお前は何%出したんだ!
当のジャン本人もよくたった一人で怖い怖い手術に向かったものである。
強い子だ。そしてきっと、
詐欺に遭い易い子だ。
お金を出して貰った手前、文句を言えなかったのだろうキングが、
今度は側に居てやりたい気持ちも痛いほど解るだろう。
ではカウントに戻ろう。
'97 ジャンと旅行に行くので拒否。しかしKOFで一緒に世界を巡れば良いと諭されて参加。
ジャンが付いて行ったら飛行機が堕ちるぞ!
と、心配したファンも多いだろうが、結果そんなことはなくバカンスを楽しんだ様子。
EDでは楽しそうに遊園地を駆けずり回っている。良かった。
ではまたカウントに戻る。
'99 マリーに頼まれて参加。
2000 ユリに頼まれて龍虎チームに参加。
…………
あ、あれ? 終わった? ……終わった。
結論 たった2回だけ
ジャンは
意外と死んでいなかった。
どうやら何度か見た彼がさらわれてキングが脅されるという
KOFマンガのお約束パターンが脳裏にこびり付いていたようだ。
全くイメージとは恐ろしいものである。正直、
無駄な考察だったと言えるだろう。
とりあえずジャン君の立派な、そしてなによりも健康な成長をここで祈らせて貰おうと思う。