SCENE 13 光の巨人
第壱話 「光の巨人」
レイにシンジのことが好きだと告白され、動揺が隠せないアスカ。
がむしゃらに走った足を止めたのは、弾けるように輝く光の巨人だった。
同時刻、シンジも同じ物を見ていた。ニュースがけたたましく鳴り響く。
翌日の学校は光の巨人の話で持ち切りだった。
第二章 シンジと仲間たちの冒険
地震で目を覚ますシンジ。カーテンをめくるとそこにはまた光の巨人の姿があった。
騒然としたニュースが流れる。巨人は人工進化研究所の裏手に消えたらしい。
電話をかけるが繋がらない。学校では巨人の話は一語たりとも出ない。
ここからの展開は、コミックとゲームで全く違うものとなる。
コミック版は、ヒカリが告白し、トウジと正式に付き合いを始めることで、
シンジとアスカ、レイ。密かにアスカに想いを寄せるケンスケの関係が動いて来る。
残る渚カヲルは光の巨人の出現によってNERVで警戒態勢に入っているレイへ、
「僕はシンジくんだけの味方だ」と、冷淡な薄笑いを浮かべ、その存在の謎を際立たせた。
第弐話 「綾波レイ」では、レイの秘密の一端が明かされる。
常に科学者達に囲まれていた幼年期。自分が何なのか判らない。
音楽室で二人で演奏するシンジとカヲル。
ヒカリのお祝いに三人で遊びに出かけるアスカ、レイ。
友情と愛情の狭間で、互いに仲を深める微妙な心の動きが見所である。
対して原作のゲーム版だが、こちらは
別になくても良いようなエピソードである。
どうしてもという方は以下を参照して欲しい。
GAME ORIGINAL SCENE
体育の授業。レイとアスカがブルマで張り合っている。
この学校は授業が体育しかないのか。
操縦者の適正訓練を兼ねたランニングが始まる。
先へ行く女子に遅れを取る男子。その背を眺めながらまた猥褻トークが始まる。
「カヲル君は女子に興味ない?」というシンジの
聞いてはいけない問いに、
カヲルは
「むしろ乙女達の方から、僕に興味を見いだすようだ」と論点をズラして答えた。
だが、綾波レイには興味があるらしい。
女子集団に揉まれるため、一気にスピードを上げるトウジ、ケンスケ、カヲル。
取り残されたシンジもスピードを上げるが、息切れで倒れてしまった。
こちらの設定では彼は以前から訓練を受けていたはずなのだが……
真っ暗な世界。死を覚悟するシンジ。絶望の闇でミサトの声が響く。
目を覚ますと彼は……
全裸だった。しかも
野外で。
ミサトは心臓の負担にならないように手足に水をかける処置をしているというが、
別に
全裸にする必要はない。
命は助かったシンジだが、
社会的には抹殺されてしまった。
服を着て、ミサトの車に乗るシンジと、なぜか後部座席に陣取っているアスカ。
シンジは学校の保健室へ運ばれて一眠りすることになった。
そして起きたら、
また全裸だった。
先ほどは一応、局部に気持ちばかりのタオルがかけられてあったのだが、
今度は臀部の割れ目までしっかりと描き込まれている。
やめてください。
やめてください。
なくても良いようなっていうか、
確実になくても良いな、これ……
渚カヲル耽美的発言集
「愛するシンジ君に鉄槌が下るとは。こんな形で罪を償う君を、僕は見捨てはしない」
SCENE 14 ケンスケの誘い
第弐話 「綾波レイ」
ケンスケから電話があり、芦ノ湖の廃坑道を見つけたので週末に調査に行こうと言われる。
「へ!?」というリアクションを取るシンジだったが、ケンスケは本気だった。
第二章 シンジと仲間たちの冒険
全裸のシンジの脇にトウジとケンスケが寄り添う。
具合はどうかと聞かれてシンジは
「気分爽快!」
全裸は気持ち良いらしい。
するとケンスケが、芦ノ湖の廃坑道を見つけたので探検に行こうと言い出した。
危険な場所へ近づいては駄目だと入って来るリツコ。シンジは全裸。
シンジはそのまま全裸で診察を受け、
それが終わると
「着替えたら教室に戻っていいのよ」と言われるのだが、
着替えるも何も
初めから何も着てない。
そもそもこちらではリツコはNERVの研究員であって
保健の先生ではなかったはずなのだが、
最初から最後まで
うやむやで保健室に
陣取っているのは
なぜか。