SCENE 20 演奏会を断り、アスカを選ぶ
第弐話 「休日の過ごし方」
土曜、風邪で倒れたアスカがパジャマのままシンジの家まで這って来る。
さすがに学校は休むことに決めたが、
人前であがってしまうシンジのために演奏会へ付いて行くという約束は破れない。
ここでシンジが学校から帰るまで待つとシンジのベッドで寝込むアスカ。
使徒襲来の余波でシンジの家もアスカの家も、研究所勤めの両親は不在。
シンジはそんなアスカ一人を放ってはおけず、学校を休むことにした。
だがアスカの熱は一向に下がらない。演奏会の六時が迫る。
シンジの決断は……
「今日はずっと一緒にいるよ」
第三章 恋の駆け引き
別に風邪を引いたわけでもないがコミックに倣って
ここの二択でアスカとの買い出し、そして一晩一緒に過ごす夜を選ぶシンジ。
一応、アスカに一緒に演奏会に行くのはどうか?とは聞いたものの、
彼女は綾波レイも来るから拒否と頑なな姿勢を見せた。
その際アスカは、
「二人で夜明けを迎える滅多にない、チャンスなのに」
「女として夜明けを迎えたいの!」と何の恥じらいもない発言。
ちなみにカヲルとの演奏会を選ぶとアスカはケンスケと遊びに出掛けることになる。
渚カヲル耽美的発言集
「澄んだ水をたたえた中庭を見ながら、木製の扉を開く……
適度に調節された空気…… 葡萄酒色の絨毯…… ガラスの壁から降り注ぐ太陽……
客席の扉はすでに開かれており、音を跳ね返す構造の壁が幾重にも組まれている」
SCENE 21 トウジ、ヒカリとスーパーで会い、料理を作る
第弐話 「休日の過ごし方」
演奏会を断る前の昼、昼食の材料を買いにシンジが外出する。
すると出先のスーパーでデート中のトウジ、ヒカリと出会い、
腕の立つヒカリが元気の出る料理を作ってくれることになった。
第三章 恋の駆け引き
放課後、雨が上がり、新吉祥寺へと買い出しに行くシンジとアスカ。
途中、大型モニターのニュースでアダムの話が出て来るがアスカは全く信じていない。
あるいは信じたくないだけなのか。
スーパーに入るとトウジ、ヒカリの二人組がいた。
キャベツとレタスの区別も付かないアスカに疑問を持ったシンジは
半ば強引に一緒に夕食を取ろうと誘い、ヒカリの腕前に賭けることにした。
餃子記念日と銘打たれた食事会は滞りなく終わり、そして夜が来る。
別れ際のシンジとトウジは使徒と戦うことになる運命を悟っていた。
渚カヲル耽美的発言集
「孤独という感覚は、大人になる成長過程で、誰もが体験する。
『喜び』を知れば背伸びさえする。傷つきやすい天使なんだ」
COMIC ORIGINAL SCENE
ここでコミックオリジナルの謎に迫る重要なシーンが挿入される。
渚カヲルの正体を探る加持。進まない調査にタバコの量も増える。
手がかりのキッカケはミサトが何気なく手に取った20年以上前の中学校の名簿だった。
そに記載されていた名前、六分儀ゲンドウ、碇ユイ、そして――渚カヲル。