考察 リョウはキングが女性だと気付かなかったのか?

一見して優男風な風貌ながら、声を発すると明らかに成人男性のそれではないキング。
実はリョウは、一目で彼を女性だと見抜いていたのである。
それを如実に物語るのはキングのセリフの直後、このセリフだろう。

「お前の様な奴に用は無い。ここのバンサーに会わせてもらおう」

このセリフはそのままの意味で、キングがバンサーだと気付かずに、
本当のバンサーを呼んで貰おうとしたのだろうか?
それともキングに対する挑発だろうか?

前者は違うだろう。リョウほどの使い手だ。一目で相手の力量くらいは解る。
あるいはその容姿、服装からバンサーではないと判断したのかもしれないが、
人気のないレストランに一人、実力者がリョウを待っているのだ。気付かないはずがない。

となると後者の挑発なのか?
いや、一刻も早くユリを助け出さなければならないリョウにそんなことをしている暇はないはずだ。
リー・パイロンにレストラン“ラ・モール”のバンサーが、
ユリの情報を持っていることを聞かされているのだ。
無駄な挑発をして闘いを重ねる必要はない。話が先だ。

ではなぜキングにこのようなことを言ってしまったのかと考察するに、
やはり彼女の第一声で、リョウはキングを女性だと認識したと考えるのが妥当である。
そして女性と闘うのを良しとしないリョウは
「おいおい冗談じゃねぇぞ」という心境で上記のセリフを言ったのだ。

しかし、いざ闘いが始まってみると想像以上に鋭いキングの蹴り。
ここでリョウは疑問に思う。本当に女なのか?
どうにも気になってしかたがない。そうだ! 脱がしてみれば良い!

そして伝統の脱衣KOが生まれた。

結論 おぼろげに感づいてはいたが確認のため、
    あくまで確認のために脱がした


脱衣KOとはキャラとプレイヤーの思いが一体となった魂の儀式だったのだ。