Battle 3
アンディ・ボガード
VSジョー・ヒガシ
アンディはパオパオカフェへと辿り着くが、そこはすでに廃墟と化していた。
そこへ現れるタン先生。
タン先生の解説によれば、リチャードは闘いに敗れたため店もろとも抹殺されたらしい。
闘う相手がいなくなってしまったアンディにジョーとの闘いを薦めるタン。
しかしギースは敗れた者を即抹殺していては
大会が成り立たないことに気付かないのだろうか?
場面移って夜の港。
漆黒の闇を黒マント姿(
しかも裸足)で徘徊する怪しいジョー・東はふと闘気に気付く。
むっ! この気は!?
ジョー・裸マント・東、
最高に男前だ。
いつものようにマントを脱ぎ捨て肌を晒すジョー。
アンディvsジョー、激戦必至である。
「先へ進むためあんたと闘(や)りたい」とのことだが、
大会のルールではギースの配下を倒してギースの館へ辿り着けば良いだけだったはず。
つくづくルールの解らない大会だ。
先に仕掛けたのはアンディだった。
素早い踏み込みから蹴りを放ち、続け様に
「頸掌打!!」を繰り出そうとするが、
ジョーの速くて重いパンチがテンプルにヒットして一発ダウン! 強いぞジョー!
そこでアンディは作戦を変え、まずはフェイントを敢行。
すると
ピクッと反応したジョーはあっさり
「うおおーっ!!」と叫びながら
突進した。
チャンスと見たアンディはハイキックを放つ!
が、しかしそこでジョーのパンチのダメージが現れ、軸足がバランスを崩してしまう。
逆にチャンスを掴んだジョーはよろめくアンディに
パンチ! キック! パンチ! パンチ!!
見開き爆烈拳!!
どうも前回辺りからテリーは
全く出て来なくなり、
ジョーばかり活躍しているように思うのだが、
このマンガの主人公はひょっとしたらジョーなの
だろうか?
アンディが意識を失ったのを確認したジョーは拳を止め、その場を去ろうとする。
しかし! 無意識状態であるはずのアンディが高速で動いた!
出た! 伝家の宝刀
「斬影拳!!」 そして! 昇龍〜〜ッ!!
空破弾―――っ!!
出たぁ――――――ッッッ!!
今更言うまでもないがこの技は紛れも無く
昇龍弾であり、
餓狼1で
空破弾と空前の大誤植をしてしまったがために
昇龍弾と
空破弾が入れ替わってしまうというハプニングが起こったのだ!!
そして
タカラ+ボンボン! そう! これが出るべき要素は全て整っていたのである!!
超・燃ゑる。
「彼の体にしみついた闘争本能があのままたおれることをゆるさなかった……!
無意識のうちに体がこの闘いをつづけたんだ
な…… なんという男だアンディ・ボガード!!」
無意識無想のアンディの拳にダウンを喫したジョー。
しかしジョーもゆっくりと起き上がり……
「こうなればおれも本能のおもむくまま…… 牙をむこう!!」
アンディも意識を取り戻し、互角の闘いを繰り広げる両者!
スピード感溢れる描写が続き、打つ! 蹴る! 迫力満点のバトルが展開!
しかしその背後から
「ジョオォ……」と不気味な影が迫っていた!!
ズギュウン!!
なんと銃を持って現れたライデンがジープでの轢き逃げ未遂に続き、
今度はジョーを
狙撃してしまった。
ジョーに敗れた今、ライデンもまたリチャードのように消される運命。
追い詰められたライデンはジョーを殺してギースに許しを乞おうとするが、
その前にすでに戦友! アンディ・ボガードが立ちはだかる! 裸男の前に立ち
はだかる!!
両手を広げ、撃たれたジョーの前に立つアンディ!
しかしライデンは構わず、
「じゃまをしやがると…… てめえから血まつりだ!!」とそのまま発砲!
だがアンディ
それを避ける! 銃撃を軽々と避けるアンディ!!
「もっと撃ってみろ 自分が負けた報復に銃をもちだすやつにこのおれが殺せるか?」
さらに挑発するアンディにライデンは威圧されながらも叫んで銃を乱射!
しかし
それも避けるアンディ!!
すごいぞアンディ!
ジャングルの王者ターちゃんみたいだぞアンディ!!
怒りのアンディはついに恐れ慄き背を向け逃げ出すライデンを背後から飛翔拳で撃ち抜き、
海に叩き落としたのだった。そこにまた
木の陰から現れるタン先生。
今日のところは痛み分けと、勝手に第三話を〆た。
しかしジョーを庇って前に出たはずのアンディが銃を平気で避けてしまっては、
ギャー!
こうなってしまうと思うのだが、これは素人考えだろうか?
なにはともあれアンディとジョーの激闘もひとまずは終わり、二人は再戦を誓い合って別れるのだった。