Battle 4
テリー・ボガード
VSホア・ジャイ
いきなりビリーに棒で叩かれているマイケル・マックス。
ビリーはさらにマイケルをめった突きにすると、最後に棒を投げつけた。
するとマイケルは、
頭に棒が貫通して即死した。
これが敗者へ行われる鉄槌らしい。
ということは重要キャラの一人であるあのリチャードも
頭に棒を刺されたのだろう。
どうやら
抹殺とは街から追い出される程度ではなく、
文字通りの抹殺だったようだ。
場面移って夜の公園を走り回るダック・キング。
彼もまた第一話でテリーに敗れたため、頭に棒を刺されそうになっていた。
偶然その公園で寝ていたテリーに助けてくれ、
頭に棒を刺されるのだけは勘弁してくれと哀願するダック。
そこに現れたのは……
「ゲエェッ ホア・ジャイ!!」
テリーは自分の後ろに回りガタガタと震えるダックに苦笑しながらも、
自分に負けた相手が次々殺されるのは気分が悪いとホア・ジャイとのバトルを承諾。
「人の命をなんともおもわねえギースらしいやり口だぜ!」
バトル開始。まずは飛び上がり
「ドラゴンテイル!!」と膝蹴りを放つホア・ジャイ。
するとテリーは1コマ使って拳をグッと握り締め――
出るか! 必殺!
バーンナッ〜〜ッッ!?
サニーパンチかよ!
なぜかやたらと出て来るボンボンテリーの代名詞的奥義、
サニーパンチ。
タカラ餓狼の攻略本などを持っているレアな方は
通常技の技名に
サニーパンチとやらが存在するのか確かめて貰いたいところだ。
ファミマガ(故)に付いていたタカラ餓狼小雑誌を捨ててしまったのがとても悔やまれる。
ちなみに2以降のテリーの通常技パンチは
ジャブ、
ストレートと
好意的に解釈すれば
非常に解り易いネーミングとなっている。
>参考
伝説の拳を追う……
サニーパンチを繰り出してホア・ジャイを撃墜したテリー。
しかしその後はホアのラッシュを浴び、滅多打ちにされてしまう。
だが全く効いていない様子のテリー。
「あんたのパンチもキックも軽すぎる あんなんじゃ人はたおせねえや」
と格の違いを見せ付けてホアの顔面にパンチ!(
またサニーパンチ!?)
さらに続けて
「連続パ――ンチ!!!」とホア・ジャイに拳の連打を浴びせた。
それは良いのだがしかし普通に連続パンチを使われてしまっては
爆烈拳の立場がないと思うのだがどうだろうか。
トドメはついに出ましたテリー最強の拳、バーンナックルでKO!!
……かに思われたがなんと起き上がってくるホア・ジャイ! なんてタフなヤツだ!
しかしテリーのコメントは……!?
「バーンナックルくらってたちあがってくるとは……
なんてしつこいヤツ……」
どうやら
タフさよりも
しつこさのほうが印象に残ったようだ。
「このおかえしはタップリさせてもらうぜえ……」
と、不気味に起き上がって来たホア・ジャイが取り出したのは
ゲームでお馴染みの飲むとパワーUPする酒だった。
しかしぶっちゃけジョーのコンパチであるホアもまた
パンツルック。
リッパー、ホッパーが投げてくれないこのマンガでは一体どこから酒を取り出したのだろうか?
やはり……
中か。
それを見て
「ゲエエ スーパードリンク!」と驚き叫んだダックは
テリーにホア・ジャイとスーパードリンクの関係を解説した。
どうやらダックは何かあるごとに
「ゲエェ!」と叫び、
続け様に解説を始める
実況の人&テリーマン的役どころになったようだ。
体を赤く変色させて襲い来るホア・ジャイは一気にテリーを放り投げ――
出た! ドラゴンバックブリーカー!!
これぞ知る人ぞ知るタカラ餓狼オリジナルコマンド投げ、
いやさ
お宝投げドラゴンバックブリーカー!!
タカラ餓狼1は敵キャラも使える仕様のためCPUキャラもいくつか技が追加されているのだが、
そのうちのひとつがこのドラゴンバックブリーカーなのだ!
なのでなぜ
ムエタイのホアの技が
プロレス技、
しかもわざわざ
バックブリーカーなのかはボンボンではなく
タカラに聞いてください。
そしてついにホア・ジャイ最大の必殺技であるドラゴンキックも
「ギエエーッ」と叫びながら(何か苦しいのか
?)繰り出され、
テリーは左腕を折られてしまった。
その後はホア・ジャイの独壇場。
「ドラゴンキック三連弾!!!」とボンボンらしいうさん臭い
即席技でテリーをKO!!
さらに非情にもにダウンしているテリーに向かって
「ファイナルドラゴンキ―――ック!!」
と
ボンボンテイスト溢れるアレンジ必殺技を繰り出した。
が、その時、テリーの眼がカッ! と見開いた!!
「かかったな ホア・ジャイ!」
クラックシュートォッ!!!! がクリーンHIT!!
そして、
「おまえのドラゴンキックはすげえ威力だったけどさ
その力にたよりすぎて上半身があまりにも無防備なんだよ
つまり自分より高いところからくらうジャンプキックはふせげねえんだ!」
と恒例の敗因解説を行うテリー。
さらに解説では負けてられんとダックも
「な!? す…… すげえ テリーはあの不利な闘いの中でホアの技を見切ったと……!?
あいつは…… テリーは技を見切る天才だ!!」と熱烈解説。
それは良いのだがテリーのオシャレポイントであるスニーカーに
|
こんなイビツなアレンジを
加えているのはなぜか? |
その膝まで達さんばかりに発達したスニーカーはもはやブーツの域。
確かに餓狼1のシューズはお馴染みのテリーシューズとは違うのだが、
間違っても膝まで達する
ハイソックスのような形状はしていない。
何をその程度のことでと思われるかも知れないが、
読み進めて行くとだんだんこのカッコ悪さが異様に気になって来るのだ。
異様に気になって仕方なくなるのだ。
後ろからのアングルだと紐が見えないため、どう見ても雨の日に穿く
長靴である。
最初はなぜ気にならなかったのかとページを戻してみると、
今回の扉絵時点ではまだこの程度の長さであり、
さほど気になるようなアレンジではなかったことが解る。
しかし回を進めてFinal Battleのギース戦まで行くと……
もうヤバイくらいに成長している。
なんだその紐の量は。
どこかでこんなのを見たと思い、思い出してみたら、
これはやはり
プロレスラーの
リングシューズじゃないか!!
なぜテリーがレスラーシューズを穿いているのか!?
空中殺法事件といい作者様がプロレスファンなのはよく解りましたので、
テリーにプロレスシューズを穿かせるのは
どうかヤメてあげてくださいm(_ _)m
お願いします…… 本当に……
話に戻ってまだ起き上がろうとするしつこいホア・ジャイ。
しかしその背後に黒い影が……!(
多いな、黒い影……)
「そのまま寝てろ おまえの負けだ!」
謎の声と共に謎の棒がホア・ジャイの
頭を貫通し、彼は
即死したのだった。
より一層怯えを増すダック。(
そりゃ怖かろう)
あいつは――っ!!!!