「はい、そういうことで後半戦、お約束通りご本人をお呼びさせて頂きますね。
第5位! 309票獲得、誇り高き美少女武道家、藤堂香澄さんです! どうぞ!」
「よろしくお願いします!」
「おおー! よろしく〜
香澄ちゃん、5位入賞良かったね! 私も同じ龍虎キャラとしてうれしいよ」
「……この場で勝負を持ちかけるような無粋な真似はしませんが、
極限流と馴れ合うつもりもありません」
「あ、そ、そうなんだ……」
「それじゃコメント行きますよ」
■藤堂香澄
・SNKのヒロインと言えば真面目で一途で天然で慎ましやかな彼女しか居ない。
ポニテでもストレートでも可。
・自分の気持ちに嘘はつけないので。
・強気なのが可愛いですね、黒髪で清楚な雰囲気が・・・
・絶対香澄だ!!
・みんな重ねて力にすればいい
「ありがとうございます!
この応援を力に変えて、必ず極限流を討ち倒すことをお約束します!」
「う、討ち倒すのはお兄ちゃんにしてね」
「KOF参戦当初は緊張からかおとなしかったようですが、
だんだんと原作であった気の強さやちょっと天然なところも見え初め、
今や昔からのファンは当然、その筋の趣向の方からも
大きな支持を得るまでに成長されたようですね。ツンデレ、でしたっけ?
SVCやDOMでの活躍もプラスに作用したのではないでしょうか。
コメントの方、まだまだ届いていますよ」
■藤堂香澄
・大和撫子なのに買い食いはする!という所がいい。しかもコロッケだ!!
・ニコニコしながらコロッケを食べる。そしてそれが見つかると
「な、なにを見てるんですか!?そんなに・・・ジロジロ見ないで・・・ください・・・」
あ、死んでしまう。ガハァッ!!!
「こ、これではまるで私が買い食いばかりしているようではないですか!
どこの輩だ! おのれ風評から崩しにかかるとは卑怯な!」
「まぁまぁ、みんな香澄ちゃんのそういうところもお気に入りなんだよ。
それより、お父さんは見つかったのかな?」
「極限流がどの口で父様の名を口に出すか! ぃやぁー!」
「いたっ! いたたっ! 勝負はしないって言ったのに!
2000で一緒に仲良くチーム組んだのは何だったの!?」
「今や“アンチ極限流チーム”ですからね。
立場が人を変えるのですよ」
「深い言葉ですね……」
「それでは失礼させて頂きます。どうもありがとうございました!」
「はい、一方では出ているゲームは全部ク●ゲーとの噂もある香澄さんでした。
そんなちょっとかわいそうなところも逆に良かったのかも知れませんね。
XIは大丈夫でしょうか? では続いて第4位!
370票獲得、天空の鷹少女、森羅万象を愛する娘、ナコルルさんです!」
「おや、まだ発表が早いようですが」
「え? いえ、370票獲得で4位、ナコルルさんです」
「私の発表は三つ後でお願いします」
「いえ、ですからナコルルさんは4位なんです。
コメントの方も届いておりますので」
■ナコルル
・胸ない尻ない露出ない、自然自然と説教臭い……
とサービス精神全くない彼女だが、あえて一票入れる。
「この投票に途端に興味を失いましたね」
「……珍しくあなたに同感だわ」
「そ、そうですか。でもけな気に司会をがんばっている私はめげませんよ!
ではベスト3の第3位! 530票を獲得しました、
極限流の紅一点、極限流モーレツ娘、ユリ・サカザキさんです!」
「うっそ――っ!? 私ってそんなにファン多いんだ!
まさかキングさんより上なんて思わなかったよ。
ヒロインにはなれなかったけど、みんなありがとうね! よゆうッチ!」
「おめでとうございます。
ではコメントの方へも行ってみましょうか?」
■ユリ・サカザキ
・かわいいユリですね。いや、スパッツに目がないんですよ。
・スマン、普通に一目惚れしたんだ
・'95当時小学生だった俺にとってあれは強烈過ぎた。
今はかなりアレだけど、俺にとっては永遠のKOFヒロイン。
・実際にいたら、普通に可愛いと思います。
・誘拐されるのはヒロインの王道。
・今日バキ最終回だってさ
・ユリかザジィで迷った
・ある投票者が、どのぐらい票があれば二位を確保できるかとユリに尋ねた。
「”二位を確保”なんてことを考えるようなバカは必要ないッチ」と
彼女は頬の腫れた投票者に向かって言った。
「なんでだんだんプロレスっぽくなってるの!?」
「ユリさんは実はもうあと一歩で2位だったのですが、
マリ・ナガサキ、ユリ・サカザザキ、ユリ・ワカサギと票が割れたのが惜しまれますね」
「だから何でそんなのと割れるの!?
ていうか、誰なのその私みたいな人達!!」
「それでは続いて2位の発表に移りましょう」
「誰なの――っ!?」
「第2位は572票獲得!
氷の美少女、クーラ・ダイアモンドさんです! ではどうぞ!」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「……何か用か?」
(……空気重ッ)
「あの、私のオファーの手紙、届きましたよね?」
「あんな丸っこい字が読めるかよ」
「そ、そうですか。後で代筆に言っておきます」
(これも代筆なんだ……)
「つまり、えーっと、投票の結果、クーラちゃんが
KOFの第二ヒロインということになったのですが、どうしましょう?」
「めんどくせぇ。辞退しろ」
「は、はぁ…… コメントも届いておりますので、一応、参考までに」
■クーラ・ダイアモンド
・クーラ好きだー
・くーらたん、がぁはぁ
・ハァ・・・・ハァハァ
・ロリコン
・クーラたぁああぁん!
*┰(o.o(σ.σ)ノシ{バイバイ
(*´∀`*)だいちゅきvvv
「…………」
「……あの、何かコメントの方をお願いします。
嬉しいとか、ありがとうとか……」
■クーラ・ダイアモンド
・K'とクーラのコンビがいい!(DOMのクーラはクーラじゃない。理由けーくーを無視してはw)
・大好きなK'の姫だし
・ダッシュが可愛くてしょうがない
・ケークーでお勧めのラヴラヴのSSあります?
「ナメんじゃねぇぞ、てめぇ」
■クーラ・ダイアモンド
・ヒロイン会議にクーラだせや
「態度でけぇな」
■クーラ・ダイアモンド
・クーラにクラクラ
「……フッ」
(軽くウケた!?)
「ねぇ、K'…… ヒロインって知ってる?
ダイアナが読んでくれた本の中にあったんだ。
すっごいキレイなドレス着てて、わたしもああいうの着たいなって思った」
「な、何か始まったわよ……」
「でも、ダイアナとフォクシーが買って来てくれる服っていつもちょっと変……」
「確かに…… あの方々は奇抜なセンスをされてますよね」
「よくあんなカッコで恥ずかし気もなく人前に出られるわよね」
「アンタらもな」
「わたし決めた! ヒロインになる!」
「K'! 今からこーゆーの買いに行こうよ!」
「どこにそんな金があんだよ」
「大丈夫。マキシマからお小遣い貰ったから」
「何だと!?」
「K'が」
「俺がかよ! 確かに貰ったが……
ただでさえグラサンの買い置きが切れかかってんだ。
そんなフリフリの服買う金なんざねぇんだよ」
「やーだー! 買って買って買って買って!」
「……ブラックアウト!」
「あ、逃げた」
「こーらー! 待てー!!」
「……行っちゃいましたね」
「これがナチュラル・ボーン(生まれながらの)萌えキャラ……
口を挟む余地すらなかったわ……」
「恐ろしい相手でした……」
「少数の大プッシュとかでなくて、普通に票が圧倒的な伸びだったんですよね。
男性ファンは当然、K'さんとセットで女性ファンもいらっしゃるようで、
とにかく勢いが段違いでした。今が人気の最盛期ではないでしょうか?」
「うーん、言葉の意味はよく解らんがとにかくけーくー恐るべし。
よく私が3位に入れたもんだよ。
……おっと、感心してばかりはいられないね。
このクーラちゃんが2位ってことは、
まだ上にそれ以上のヒロインが一人残ってるってことだもんね」
「一体誰なのよ? 本命はもう全員出ちゃったわよ?」
「それなんですが……」
「何でしょう? もうあまり興味はありませんが、
一応最後までお付き合いさせて頂こうかと思います」
「……ジョー・東」
「何? 聞こえないわよ」
「アテナちゃん、焦らさないの!」
「ええい! 第1位は686票獲得! 若きムエタイ・チャンプ、熱血日本ムエタイ男児、
爆裂竜巻男、炎の暴れん坊、ジョー・東さんです!」
「……!?」
「……!?」
「……!?」
「(笑)」
「ぷー(笑)」
「ぶっひゃっひゃっひゃひゃひゃ!」
「ジョ、ジョー・東って!(笑) アテナちゃん最高だよ!(笑)」
「おパンツの人ですよね(笑)」
「ア、アンタ! バラエティ進出出来るんじゃないの!?(笑)
もう出てるんだっけ?(笑)」
「す、すごい持ちネタだよ!(笑) 私、度肝抜かれちゃったよ!(笑)」
「持ちネタじゃありません!
ホントにジョー・東さんがヒロインに決定なんです!」
「…………」
「…………」
「…………」
「持ちたくないです! そんなネタ!」
「……嘘?」
「……マジで?」
「…………」
「それじゃ大量に寄せられたコメントの方、行きますよ!」
■ジョー・東
・'95当時小学生だった俺にとってあれは強烈過ぎた。
今はかなりアレだけど、俺にとっては永遠のKOFヒロイン。
・僕の憧れの人です。子供ができたらジョー・東と名付けたいと思います。
・嵐を呼ぶヒロイン
・明るさ、お色気、時折見せる優しさ ヒロインとしての条件を全て持っているではないですか
・やっぱ尻だろ
・当然のケツ果だ。
・一番露出度オオイカラ
・臀部の露出すらいとわない覚悟に一票
・パンツ一丁だから
・天下無敵の脱衣キャラ
・実ははいてない
・やっぱり我慢できなかった
・おしり・・・ えっちだよぉ・・・
・DOMではジョーとデートしたい。
・やっぱりコイツしかいないんだよな・・・。
・強気なのが可愛いですね、黒髪で清楚な雰囲気が・・・
・僕のハートに”ぎゅ〜んパッ”ときてます。好きです、パンツ。
・まさに正統派ヒロイン!
・男はだまってジョー・東。女もだまってジョー・東。
・露出度の高いヒロインだ・・・
・目指せピンキー化
・パンツ。というか尻。
・舞とどっちにしようか迷ったけど
・やはりお手軽大ダメージコンボと安定した立ち回りが魅力ですね
・じ、、、ジョオオオオぉぉおおおオオオオっっっ
・汚物キャラ最高。
・カポエラ・・・
・実際にいたら、普通に可愛いと思います。
・スマン、普通に一目惚れしたんだ
・街中をマントとパンツで闊歩する姿はまさに次世代ヒロイン!!
・ぱんちゅ
・普段の明るい性格の中でふとみせる色っぽさが素晴らしいです。
次回作では復帰してくれると信じております。
・俺はこの投票で優勝して、親父の様な強いヒロインになるんだ!
・セクシャルだしね
・舞を越える露出はこの御方しかおりません。11で消えてしまったのは本当に遺憾です。
「概ね舞さんと比較しての露出の差が決め手だったようですね。
舞さんの票が思いがけず伸びなかったのは
ジョーさんとファン層がバッティングしていたからかも知れません」
「ま、まだ露出が足りないっていうの!? 私にもパンツ一丁で試合に出ろと!?
良いわよ! やってやるわよ! 次は葉っぱ…… いや、バンソーコーで!」
「ま、舞ちゃん落ち着いて!」
「さり気なく汚物などと言われていますが」
「いっそセロハンテープ……!」
「舞ちゃんしっかりして! 透けるから! 見えちゃうから!
ビキニカラテの人だってそこまではしないよ!」
■ジョー・東
・バトル中、けつを出すヒロインは他にいないので
「そらおらんわな」
■ジョー・東
・ヒロインにカカト技は必須!(よってバーチャのヒロインはパイ)
京や庵にもカカト落としっぽい技はあるけれど、どうもヒロインっぽくない。
よって消去法でジョー東!!
「どういう理論展開なのか全く解らないのですが……」
「カカトで踏み躙られるのが好きなタイプの人なんだよ、きっと……」
■ジョー・東
・お前には、ケツを出すために主役をあきらめる覚悟があるか?
ジョーはこの交換を承知したのだ。
「承知すんなよ」
「本当なのね!? 本当の本当にジョーさんが
150人以上から選ばれたKOFのヒロインなのね!?」
「優勝おめでとう、ジョー! 俺も鼻が高いよ!」
「サンキュー、ホア! でも、お前のサポートがあったればこそだ!
これからもよろしく頼むぜ!」
「この野郎、嬉しいこと言ってくれやがって!
ようし! 全力でサポートしてやるから覚悟しとけよ!」
「へっ、望むところだ!」
「良かったなぁ、ジョー! お前はやってくれると思ってたよ!」
「マイケルもサンキューな! これからもハリケーンで大暴れしてやるぜ!」
「あ、あの、いらっしゃいませ、ジョー・東さん……」
「よう! アテナちゃん久しぶり! いや悪ぃなぁ、何か!
俺様の人気が女の戦いにまで及んじまったようでよ!
俺が選ばれて性別にはちょっと問題があったかも知れねぇけど、
逆に言えば性別にしか問題はなかったってことだよな?」
「帰れ」
「おっとぉ! それはないんじゃねぇの、舞ちゃん?
で、686票だっけ? 我ながらホレボレするなぁ! ぶっちぎりじゃねぇか!
やっと俺の時代が来たっていうの? こうファッションリーダー的な。
こりゃ2006年は俺様の年だな! なっはっはっはっはっはっ!」
「本当に帰ってください」
「住み難い世の中になりますね……」
「どんなに貧乏でも服だけは着たいよ……」
「とまぁ、冗談はさておきだ。まぁ色々あるんだろうがよ。
これだけ色々な奴に熱心に票が集まるってことは、KOFって作品ではさ。
ファン一人一人にそれぞれヒロインがいるってことじゃねぇのか?
それが舞ちゃんだったり、アテナちゃんだったりしてよ」
「…………」
「…………」
「誰が一番ってのも確かに大事かも知れねぇが、
それぞれ自分を応援してくれるファンの中で、いつまでも輝くヒロインでいられたら、
それが一番良いことだと俺は思うぜ」
「それはそうなのでしょうが……」
「突然しゃしゃり出て来たパンツ一丁の男に言われたくはないというか……」
「じゃあそういうことだからよ。あばよ!
投票してくれたみんな、これからも俺を応援してくれよな!」
「よし、ジョー! パオパオで祝勝パーティーだ!
俺とマイケルで祝ってやるからよ! 遠慮しねぇでガンガン飲んでくれよ!」
「友人が快挙を成し遂げたんだ! 金に糸目なんて付けてられねぇぜ!」
「おいおい、余計な気ぃ遣うんじゃねぇよ、お前ら!
今日は優勝を祝ってくれたお前らに感謝の気持ちを込めて俺様がご馳走するぜ!
特にマイケル! お前は俺に奢る金があったら自分に使え!
チャンピオンになりてぇんだろ?」
「クッ、ジョー…… ありがとう!
でも、ジャンプも出来ねぇ俺なんかにチャンプは無理だよ……」
「何言ってんだ! お前にはその分、無敵の長ぇバックステップがあるじゃねぇか!
お前は充分チャンプになれる器だ! この俺が保証するぜ!」
「良かったな、マイケル! 天才ムエタイチャンプのお墨付きだ!」
「ありがとう、ジョー…… こんなに心強いことはねぇよ!」
「オッシャー! 今日はガンガン盛り上がろうぜー!!」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「……終わったのかな?」
「……そうみたいですね」
「でもまぁ……」
「とりあえず……」
「そうだね……」
「はい……」
「「「「この投票はなかったことに」」」」
激終
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