GEESE Guitar Mellow Arrange Ver.
急ぎ、タンも入院している病院へと駆け込むテリー達だったが、
中は散々たる有様で、医者から患者から看護士から倒れ、あまつさえトリップしていた。
どうやらギースの腐れビッチ野郎が麻薬を改造したウィルス・ガスを散布したらしい。
ワクチンが欲しければ自分の船である“グレート・ギース”へ来いと置き手紙には書かれていた。
せっかくヤク中から復帰したタンは再びヤク中となってしまうのか。
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「SHIT!」 |
結局、残った――か、もしくは他所の病院から派遣されたのだろう、
医師達によって無事、手術を受けることが出来たジョー。
いかな有能な医師とて
お腹に刺さったロケットパンチの除去は
経験がないと思われるため、不安が募る。
お腹からロケットパンチの生えた姿は
絵的には爆笑なのだが、
彼は本当に生命の危機に陥っているのだ。
テリーに出来ることは罠と知りつつも“グレート・ギース”へワクチンを取りに行くことしかない。
どうしても付いて行きたいと言うメディアのアバズレビッチを引きつれ、テリーは波止場へ向かった。
と、そこではアンディとビリーが激闘を繰り広げていた。
病院を襲った実行犯はビリー・カーンであり、アンディは彼を追い掛けていたのだ。
「そ〜らそらアンディの一本釣りでェ ヒャーハハハハッ」
勝負はビリーの優勢。しかし、アンディも黙ってはいない。
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「オレは…… 魚じゃねェけど…… イキのいいところを…… 見せてやるぜ!!
空破弾!!!」 |
結局は上手いことを言ったアンディの空破弾が炸裂し、
テリーがトドメを刺すことでビリーは海中へと消えたのだった。
そして辿り着く豪華客船グレート・ギース。
ギースのサノバビッチ野郎を思うと自然、テリーの闘志も湧き立って来る。
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「FUCK!」 |
グレート・ギースへ中指を突き立てた。
作戦は、テリー、アンディでギース達を引き付け、
アバズレがリチャードと父親のフロッピーを使って警備システムを解除、
加えて本命のワクチンも探す、ということになった。
最初にFUCK野郎の部下に遭遇したのはアンディだった。
FUCK野郎のホア・ジャイは暗闇から突然に現れ、火を吹いて来たのである。
SON OF A BITCH!
実際、原作のホア・ジャイは火など吹かないわけだが、
これはファイヤースープレッスにザ・ガンダーラなる似たようなCRAZY野郎が存在するので、
恐らくはまぁ似たような感じでいいだろうと採用されたのだろう。
FUCK!
不意打ちで炎を浴び、続く追撃で倒されるアンディ。
しかし、腕立てのようにして両手を突き、ダウンを免れると、一瞬の動。
瞬きの間すら命取りとなる瞬発力を以て斬影拳を打ち出し、逆に強烈な一撃を加えた。
激昂して打ち込まれるホアの左ストレートも当たらない。
曲芸のような動作で間合いを取ると、続くドラゴンキックにはカウンターの左拳を突き入れた。
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そろそろ決めさせてもらうぜ…… |
何という強さと不敵さ、香り立つ男のフェロモン。彼は本当にアンディなのだろうか?
テリーは大袈裟な装飾の施された広間でメカ・ギースと対峙していた。
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「お待ちしていましたよ! “グレート・ギース”へようこそ……
COME・ON!」 |
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「FuAAck!」 |
中央階段を駆け上がると、そこはギースタワー内、
かつてテリーとギースが闘ったあの一室が再現されていた。
一年前と同じ光景。だが、何もかもが同じというわけではない。
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「だが今回はひとつだけ違うんですね
それは……
今回の勝者はこの私だ……ってことなんですよね」 |
FUCK! 言いたい放題のCRAZY野郎へ向かい、テリーが駆ける。
しかし、メカ・ギースはそれ以上に速く、
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「安い服だ…… すぐ破れる……」 |
テリーのジャンバーの裾を引きちぎってしまった。
FATHER FUCKERのSNOT FACE野郎に無理やり餓狼2以降の衣装にされてしまったテリーは怒る。
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「フゥワ〜ック!」 |
テリー達と別れ、セキュリティ・ルームを目指していたアバズレは見事に目的地へ潜入を果たしていた。
かつてはギースタワーに侵入していたビッチだ。この程度は造作もないのだろう。
リチャードのフロッピーで警備システムをOFFにし、続いて亡き父のデータ解析にも成功した。
キーワードは“M・E・D・I・A”愛するアバズレビッチの名前だった。
POWER WAVE!! THOOM!! AAAAAAAAA……!! FOOMM……
C'MON-C'MON-C'MON!
BTOK・POW SLAM!!! KWA-DA-DOOM!!!
テリーとFUCKINメカとの激闘は続く。
しかし、所詮は生身vsメカのミスマッチ。FUCKINメカ・ギースの優勢は当然と言えた。
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「MOTHER FUCKER!!」 |
だが、こんなCRAZY FUCK野郎に負けるわけにはいかない。
テリーは再び
HYPER BURN KNUCKLE を繰り出し、
……AND……
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「HYPER CRACK SHOOT!」 |
SPRANNG YEHAAR!!
一気に形勢をひっくり返したのだった。
MOTHER FUCKER!!
CRAZYなメカビッチ野郎とはいえ、つまるところは精密機械に違いない。
一見強固でいてしかし、些細な故障から爆発炎上するという脆さも兼ね備えている。
ましてテリーの拳の生む衝撃は些細で済むものではない。
その後も
RISING TACKLE! 等でCRAZYなサイボーグ野郎を痛めつけたテリーは、
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「OKEY!」 |
勝利を認識し、いつものように帽子を放り投げたのだった。
と、そこに聴こえて来るスピーカーを通した腐れビッチの如き便所虫野郎の声。
「さすがはサウスタウンヒーロー!
町のヒーロー テリー・ボガードは……
サウスタウンに住まう悪の大王ギース・ハワードを倒しました……
いやー すばらしい」
姿を見せず、声だけでテリーを挑発するビッチの腐ったが如きとんだチキン野郎。
糞ビッチはテリーに仲間にならないか? と誘いながらも、
断られてもドラッグ漬けにして従えれば良いと考えているからか挑発の色を薄めない。
FUCK!
ついにはテリーの義父、ジェフ・ボガードまでもドラッグの実験台にしたことを告白し、
テリーに致命的な激怒を灯らせた。もはやテリーの返答は決まっている。
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「ぶっ殺してやる!」 |
FUCKING FUCKIN…… FUCKING!!
こんな腐れビッチのサノバビッチの便所チキンロリペド野郎を生かしておいて良いはずがない。
スラッシュ・ローゼンマイヤーと自ら名乗る下衆な便所コオロギ野郎に案内されるまま、
テリーは男と対面した。
このジジイのFUCKにも劣る根暗ビッチオカマ野郎は
ギース改造に使った技術を用い製造されたのであろう、
頑強なアーマーを着込んでテリーとの戦闘を開始した。
第一手は、斬影拳。
描写はないが、メディア救出に向かった先でアンディが会った仮面の男はこのスラッシュであり、
自身の必殺技である斬影拳を使われたことで呆けていたのであろう。
スラッシュの薄汚いドスコイ豚野郎はさらに旋風拳、トルネードアッパーと
立て続けにテリーのMOTHER FUCKER達の技を使った。
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「……美しい…… フッ…… フッフッフッ……
クックックッ 私はスラッシュ・ローゼンマイヤー
神よりも強い男!!」 |
この陰湿根暗のオカマ野郎は淫乱メスブタにも劣るビッチ野郎ではあるが、強い。
テリーの攻撃はアーマーで防がれ、糞ビッチの技は強敵達の生き写しだ。
テリーはもう、未完成のあの超必殺技に賭けるしかなかった。
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「POWER GATHER!」 |
漫画的にこれで決まったか? と思われたが、
POWER GATHER はやはりまだ未完成であった。
逆に左拳を激しく痛め、窮地に立たされるテリー。
ますます妖艶な笑みを浮かべるFUCKINスットコドッコイインポ野郎。
FUCK!
その時、再起動したメカ・ギースがロケットパンチに手榴弾を握り締め、口でピンを切っていた。
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「おのれスラッシュめ!! 私をなめるなよ!!」 |
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「ひざまずけ! 私を讃えよ!!」 |
何とか抵抗するテリーだったが、連戦の疲れも祟り、
もはや腐れチンカスジャンキーの顔にひと傷付けるのが精一杯だった。
糞豚便所スラッシュの繰り出したバーンナックルを受けたテリーはついにKOされ、
もはや身を起こすことは出来なかった。
顔を傷つけられ、激昂するSNOT FACEのオカマ野郎がテリーにトドメを刺すべく、歩みを進める。
その時、
BEEP - BEEEP - BEEEP - BEEEP!!
エンジン排気口より爆発が確認されました 危険ですので
乗客及び乗組員は至急避難して下さい 繰り返します |
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「おまえはいつから神になったんだ!!」 |
メカ・ギースだ。
焦るスラッシュにメカ・ギースはさらに悠然と皮肉を込める。
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「神ならばすべてをお見とおしではなかったのかな
ハハハ…… まあいい教えをやろう
排気口に手榴弾を握らせたロケット・パンチを撃ちこんだんだよ!!」 |
な、なんだって!?
このメカ・ギースというCRAZYなMOTHER FUCKERは改造蘇生してやった恩を忘れ、
とんでもないことを仕出かしてくれた。怒るスラッシュ。ギースの返事は決まっていた。
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「FUCK!」 |
フゥワ〜ック! FUCKING FUCKIN…… FUCKING!!
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「殺してやる!!」 |
すでに美への陶酔も失うほどの怒り。
醜悪に顔を歪めたビッチ野郎は外聞なくビチグソめいた恫喝を伴い、ギースへ突進した。
だが、それがいけなかった……
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くたばれ!!
WHHHRRRRRRRRRR
AAAAAAAAA
ギャーッ…… |
またしてもメカ・ギースのロケットパンチは
人のお腹に刺さり、
今度は貫通し、
壁に突き刺さって宙吊りにするまでに至ったのだった。
即死である。
テリーもこれを出されていたら死んでいただろう。
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「逃げろ…… 今は生かしておいてやる……
俺は死なん…… この街が俺を必要としているかぎり……
わかったらさっさと出て行け!!
俺は不死身のギース・ハワード様だ!! ハ〜ッハッハッ」 |
I'll be back!
そしてメカ・ギースはテリーを残し、炎上するグレート・ギースの藻屑と消えたのだった。
つまり、何やかんやとありながら結局、ボスを倒したのは
ギースであった。
しかもロケットパンチ。
FU〜CK!! FUCKING FUCKIN…… FUCKING!!
病院でエピローグ。
■この作品から得られる教訓
・女の子を忘れて趣味に没頭してはいけない。
└所帯持ちの人は尚更、家族を省みないといけない。
・STREET FIGHTER がどんなに体を鍛えてもロケットパンチには勝てない。
└生身で兵器、転じて分不相応なものと闘ってはいけない。
・安易に FUCK! 等と口汚く罵りながら他人に中指を突き立ててはいけない。
└品性を失い、ナコルル&テリークラブの基本理念から著しく反れる。 |
尚、原作の雲緒霞先生曰く、
「格闘家と原作者……音が似てるだけじゃなく、やってることも同じ!
何しろ、原作者はいつも時間と闘ってますから!!」
とのことなので、やはり
原作者でもロケットパンチには勝てないのだろう。