考察 ライデンは本当に正統派に戻ったのか?
ライデンことビッグ・ベア。
彼はベアの姿が本来の姿であってライデンこそが偽りの姿なのだが、
餓狼1、ポリ餓狼、そしてなんと言ってもカプエスにライデンの姿で出演してしまったため、
すっかりヒールレスラー極悪ライデンとして有名になってしまった。
餓狼のストーリー内ではライデンは改心し、
きちんと正統派レスラー、ビッグ・ベアとして餓狼2、餓狼SPに登場しているものの、
はたしてここまでヒールに染まった男がそう簡単に正統派に戻れるものだろうか?
私は真実を究明するためにベアの半生を追ってみた。
ベアは元々S・W・F(SNK Wrestling Federation)という団体所属のレスラーだった。
しかしパートナーの“ファイヤースープレックス”出演ビッグ・ボンバーダーが、
コンビでありながら人気を独占するベアを妬み八百長試合を展開。
信頼していたパートナーの裏切りによりプロレス界を追われたベアは人間不信になり、
酒場の用心棒として燻っていたところをギースに拾われることになる。
以後は極悪覆面レスラー、ライデンとして
ギースのためにルール無用の残虐ファイトを行うようになったのだ。
だがとりあえず、
ビッグ
ボンバーダー氏
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人気出ないのはベアのせいじゃないから。
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とりあえずその見苦しい腹をなんとかしてそして片乳見せて喜ぶのを
やめなされ。
しかし餓狼1でのギースの死後、テリーたちと闘って本物の格闘を思い出したベアは
ライデンの覆面を捨て去り、再び正統派レスラー、ビッグ・ベアとして蘇ったのだ。
相手が苦しむのを楽しむだけだった闘いを、もっと心を熱くさせる闘いにする為に……
その後のベアはご存知の通り得意の毒霧を封印し、
パワーボムやドロップキックを駆使して闘う正統派レスラーとして餓狼2、SPに参戦。
ノリの良いNEOGEO界屈指の名曲に乗せてクリーンファイトを展開する。
子供達のヒーロー、正統派レスラー、ビッグ・ベアが帰って来たのだ!
でも火を吹く。
結論 こ、こいつ全然正統派じゃねぇ――――ッ!!
全く正統派ではなかった。
故新声社の餓狼伝説の謎によるとベアは要するに
KOFはプロレスじゃないんだから火ィ吹くくらい良いじゃないか、とのことらしい。
開き直ってやがる。
最低だ。
裏切られたちびっ子ファンが人間不信にならないか心配である。