考察 なぜ気弾が飛ばなくなったのか?
対戦格闘の基本、跳ばせて落とす。
跳ばせる技とは牽制技であったり、そして飛び道具であったりするのだが、
'96で一斉に飛び道具が飛ばなくなってしまった。
これはどういうことだろうか。
しかし、何も全ての飛び道具が飛ばなくなったわけではない。
庵の闇払いやアテナのサイコボールなどは今までと何の変わりもなく端まで飛んで行くのだ。
では、どのような飛び道具が飛ばなくなってしまったのか?
それは主に気弾である。
なぜか気を用いた飛び道具の多くがその飛距離を失っているのである。
全て書き出したいところだが、飛ぶ飛び道具を抜き出した方が早いのでそちらにしよう。
★闇払い(八神庵)・・・炎
★サイコボール(アテナ)・・・超能力
★クリスタルシュート(アテナ)・・・超能力
★超球弾(椎拳崇)・・・超能力
★覇王翔吼拳(極限流)・・・気
★ブリッツボール(クラウザー)・・・シュトロハイム流の気
★カイザーウェイブ(クラウザー)・・・シュトロハイム流の気
★花蝶扇(舞)・・・道具 |
これだけである。
覇王翔吼拳は別格として、舞、クラウザーを除く餓狼、龍虎勢は
軒並み飛び道具の飛距離が落ちている。
そしてそれはジョーのハリケーン以外は全て“気”を用いた飛び道具なのだ。
そう考えると
KOF内で気の力が弱まったという仮説が浮かんで来る。
ではなぜ気の力は弱まってしまったのか?
この謎を解くために私はある文献を当たってみた。
その文献には古代文字でこう記されている。
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黄金の闘争のマスクは銀の平和のマスクといっしょに並べてあるからこそ
平静をたもってられるが、もしも黄金のマスクだけがサタンの手にわたってしまえば
ストッパーのなくなった黄金マスクはようしゃなく我われに猛威をふるうだろう――
「そのあらわれが超人たちのパワーの激減じゃ」 |
なんと超人の世界では過去にパワーを奪われるという事件が発生していたのだ。
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しかも「そのあらわれが超人たちのパワーの激減じゃ」のセリフは
クールな戦闘マシーン、ウォーズマンのセリフなのである。
なぜか語尾が老いている。
さり気にビッグボンバーズが揃っているのも見逃せない。 |
それほどまでに黄金マスクの猛威は超人たちに打撃を与えたという事実の証明だろう。
数々の超人技が加わった'96で起こったこの事件に似た現象は
偶然で片付けるにはあまりに出来すぎだろう。
さらにこの'96ではウォーズマンのように
キャラが変わってしまった人物(ユリ等)も多数確認出来るのだ。
やはり何者かが再び黄金のマスクを持ち出したと考えて良いだろう。
そう、黄金と言えばあの男である。
黄金のカカト
この事件にもジョー・パンツ・東が関わっていると考えて然るべきだろう。
もう
ジョー=サタン と言っても過言ではないほどに証拠が集まっている。
そもそもジョーにゲーニッツを超える竜巻を起こせるはずがないのだ。
何か人知を超えた力を身につけたに違いない。
つまり……
結論 ジョーが吸い取った
あのオロチをも超えるスクリューの源は餓狼、龍虎戦士から奪い取った、
超人パワーそのものだったのである。
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全ての謎はあのミステリアスパンツの中にあると私は見た。
他に怪しい部分が見当たらないからだ。
そもそも布自体があまり見当たらないからだ。
あのぶしつけな臀部露出行為は充満しすぎたパワーの冷却、
そう考えることができないだろうか? |
実はこの件について元ボクサーに取材したのだが、
試合用トランクスの下にはちゃんとパンツ履くよ、当たり前やがな!!
ノーファールカップ(※急所をガードする装備)の下にちゃんと履くべ!
というかそーじゃなかったらノーファールカップむちゃむちゃヤヴぁいやんけ!!
イ●キンとか感染るがな、やばいやんけ!! |
という返答が返って来た。
つまりジョーのトランクスの中にはノーファールカップはおろか、
下着すら身に着けられないほどに超人パワーが充満しているのである。
この事からもKOF世界はジョーを中心に回っていると考えることが出来るだろう。
(C)ゆでたまご/集英社